恋人ができても精神病は治らない

文、書いてなかった。
それはまあ、ぶっちゃけ底辺の烙印を自分に押しながらもそれなりに楽しくやっていたので特別書くことがなかったからです。
精神症状は落ち着いてきていたし、過食に関してはほぼまったくしなくなった。
8月後半にもらっていた薬が切れてから、病院に行くのも面倒だし、そんなに具合も悪くないのだから断薬してもいいのでは?と勝手な判断をし、そこから薬を飲まずに過ごしていた。(絶対に真似しないでください)
実際しばらくはそれでもなんとかなっていた。

が、異変が起こる。

9月後半のとある日、恋人が精神を病みその日のデートをドタキャンして突如実家の大阪に帰ってしまった。
ドタキャンについては別に憤りなどはなく、恋人が普通に心配だったのだが、今の私の精神のほとんどは恋人によって支えられているため、仕事が終われば会える!と思っていた私の精神はガタガタっと落ちてしまった。
そこからみるみる調子が悪くなる。
余っていた睡眠薬でODをした。
深夜の1時にコンビニに行って酒を買ったり、昼間からトリップスペースを開いたり見に覚えのないアザが沢山できたり家の鍵を紛失したりした。
ここまで派手にODをしたのは久しぶりだった。
リストカットもした。多分酒飲んでやったんじゃないだろうか。
その後、恋人からの誘いもあり私も大阪へ飛んだ。結局4日間滞在したのだがその間はとても楽しく、精神も持ち直したように思った。

が、10月上旬、またしても異変が起こる。
朝から希死念慮というか、自分は死んでしまったほうがいいという気持ちが止まらなくなった。恋人との関係にしても、自分と交際していることで彼の時間やお金を奪っている、別れたほうが彼のためなのではないか、全部無かったことにして彼の人生から消えられないだろうか、私は人を不幸にするのではないか、私は他人の人生に影響していいような人間じゃないのに、人と付き合ったりしちゃいけなかったんだ、という考えに陥って抜け出せなくなってしまった。自己否定の沼。認知が歪んでいると頭でわかっていてもこうなると誰に何を言われてもダメになる。薬はない。とりあえず酒を飲んだ。

病院に行きました。恋人にも付いてきてもらって。

私が病んでいるのは主に孤独と愛情不足のせいだと思っていたけど、パートナーができてもそれは治らなかった。私は彼氏ができただけで自分を肯定できるような女じゃなかったみたいです。
それでも以前よりは諸症状は改善しているから、恋人には本当に感謝している。
向精神薬は好きだけど、できれば飲まずに生きていきたかったのだと思う。
いつか薬を断てる日がくるのだろうか。そうでなかったらいつまで薬を飲み続けるのだろう。
何を手に入れても、100%安心できることなんていうのは、ないんだろうと思う。