アイカツ!×プリパラ THE MOVIE -出会いのキセキ!- を観てきました。
結論から言うと女の人生に必要なのはガールミーツガールであるということだ。
若干ネタバレを含むので未見の人は一応読まないでおいてほしい。
私がアイカツとプリパラにハマっていたのは高校生の時である。(バイトを禁止されていたので)お小遣いのほとんどを筐体ゲームに費やし、カード付きのグミが出れば箱買いし、カップラーメンとコラボすれば昼食にして教室をラーメン臭くし、スクバにカードフォルダを忍ばせて放課後は地元のゲーセンで動画を回しながら100円を溶かしまくって、アニメを毎週食いつくように見てはせっせと絵を描いていた。特にあかりgenerationのスターライトクイーン編は私の大学入試の時期と丸かぶりだったので、本当に心の支えだったことを覚えている。
大学入学を境にアニメがひと段落してからは、課題に追われる日々となったことやアイカツが紙カードからプリント式になったことなどもあり距離を置いてしまった。
それからの日々は散々なもので、自分の能力の限界に直面したり、変な男にハマって水商売を始めて精神を病んだり、性加害に遭いかけたり、職場の男を好きになって仲良くなったと思ったらフラれたり、普通の女の子みたいに男と付き合っては別れたり、鬱で仕事に行けなくてクビになったり、借金したり(これは現在進行形である)、あの頃の夢や憧れとは程遠い歪んだ人生をこの10年間送ってきた。
でも、大空あかりちゃんや真中らぁらちゃん達はその間も生き続けて待っていてくれて、こうして再会させてくれたのだ。
映画が始まるまでは、泣く予想はしていたけど、しばらく距離を置いていたし正直そんなに通ったりするほどじゃないだろうと思っていた。
一曲目にあかりちゃんがスターライトクイーンを獲った曲と衣装で現れた瞬間すべてを思い出して涙が溢れた。おかえりと言ってくれたような気がした。
そこからはずっと脳みそをスタンガンで撃たれているような気持ちだった。普通の上映回に行ったので嗚咽を漏らすわけにもいかずずっと体をガタガタ振るわせていた。
みんな10年間ちゃんと生きていたのだと思った。構成や台詞から、あの頃のみんなのままだと思ったし、スタッフもアイドル達のことを忘れないでくれていたのだと理解できた。
少女だった私の青春が爆発して、友人と大泣きした。
10年というのは果てしない時間だ。アイカツやプリパラが好きだったけどもうこの世界からいなくなってしまった人もいるだろうし、アイカツやプリパラの曲を聴きながら性売買へ向かっていた女だっていたはずだ。というか、私もそうだった気がする。
少女の夢と憧れを持ち続けるには、現実はあまりに汚くて、女の子達はアイカツカードやプリチケを手放してしまう。あの頃の私は、人生で大切なことをちゃんと知っていたのに。
でも、本当は忘れたりなんかしていなかった。今も私の部屋には当時の全てのアイカツカードやプリチケがあって、今全国の劇場であの頃のままの煌めきが奇跡的に具現している。
私たちはアイカツカードやプリチケをずっと持っているべきだった。そうしたら、変な男に時間と心を犠牲にすることもなく、性加害に遭いかけることもなく、(自分の被害は矮小化してしまいがちだ。膣強姦こそされなかったがあれは確実に性加害であった)もっと女との出会いを、女達と過ごす時間を大切にできていただろう。
でもあれから10年経った今、私は友人とお揃いの、当時憧れていたキラキラなお洋服を着て、感動を分かち合えている。10年間色々なことがあったし、あんまりうまくいっていないことも多いが、そう考えたらそんなに悪い人生じゃないと思える。
少女の夢と憧れは、打ち砕かれても再生するのだ。もちろん今回の映画のことは本当に奇跡なのだが。
人生長生きするもんだし、アイカツカードもプリチケも一枚たりとも手放さなくていい。
そして、あの子達が誰も何も諦めないから私も私を諦めないし、今私と繋がってくれている女達の手を決して手放すまいと思ったのでした。
